はいたい!
お世話になっております。
沖縄で中古不動産を扱っている株式会社イエカリヤのとうまみおです。
実は私、沖縄に来て5年目の内地嫁なんです。
沖縄に来る前に知っていた方言
・はいさい
・めんそーれー
以上の2つでした。
転勤で来て約3か月間は沖縄出身者100%の環境だったので、留学並みに沖縄方言を浴びることになりました。
そうはいっても、県外の人だからなるべく方言を使わないように気を遣われていたと思いますが。。。
ところで話は変わりますが「翻訳できない世界の言葉」という本が大好きなんです。
例えば日本語にはあるけど他の国の言葉にはない「木漏れ日」
日本文化の中で生まれ育った、長く過ごしていた方であれば木漏れ日の風景が浮かんできますよね。
逆に日本語では表現できない言葉で「サウダージ」というポルトガル語があります。
曲のタイトルにもありますね。
意味は、もう戻ることのできない無邪気な日々を思い出し、甘くしかし憂鬱な気分になる。
ん…?
そんな言葉を並べたところで風景は全然出てこないので、妄想ストーリーを作ってみました。(ポルトガル語が母国語ではないので、ちょっと違う!という方、ご連絡ください)
ちなみにこの言葉はポルトガル人がブラジルに渡ったときに、故郷のポルトガルを思い起こして作られた言葉と言われています。
そのため、背景設定は以下の4つです。
・ブラジルの夕日が沈む海辺
・15世紀頃
・40代男性
・ポルトガル人
あの時代に易々とポルトガルとブラジルを往復できないので、もう戻ることがない幼少期に父の肩車の上で見たポルトガルの海辺の風景を、ブラジルの海辺で親子を見かけた時に思い出し、あの場所にもあの時代にも戻れないことを再認識した瞬間、無言で涙を流す。
妄想だけで泣いてまう。。
懐かしい記憶だけでなく、どこか切ない、どこか憂いを帯びた風景が広がりますね。
さあ話はだいぶ逸れてしまいましたが、本題に戻って
・標準語では表現できない沖縄方言
これを言いたいがための前置きだったのですが…サウダージだけで終わるところでした。
①むちゃむちゃする
使用シーン
-手に溶けたアイスがついてちょっと乾いた感じ
-ものすごい汗かいて湿度が高すぎて乾かない感じ
標準語で言うのであれば「べとべと」が近いですが、むちゃむちゃまで来ると早くお風呂入りたい、手を洗いたいレベルですが、沖縄の湿度がよけいにむちゃむちゃさせているのかと…
②ちーちーかーかー
使用シーン
-水なしでちんすこうを食べたとき
-水なしできなことかビスケットを食べたとき
標準語でいうのであれば「口の中の水分全部持ってかれる」に似ていますが、口の中ではなく喉で起こる感じ。
沖縄の伝統的なお菓子はちーちーかーかーするようなものが多いと思うの。
③ふとんまき
使用シーン
-唇が荒れて腫れている状態
たらこ唇とは違うんです。唇をずっとなめちゃって全体的に腫れちゃうやつ。あの状態ですね。
初めて言われたときには「ふとんまき…?布団でまきすにされた状態…?」
唇が弱くてリップクリーム手放せない方。すぐふとんまきなるから気を付けたほうがいいよ。
番外:訳せないわけではないが、この発音はすごいと思ったもの
・「どぅ」の発音
例1 いなむどぅち(沖縄県の郷土料理。具沢山の味噌汁で、お祝い料理のひとつ)
いなむ…ど…ぅぅ。言いづらいですが、おいしいんです。
白みそで「いなむどぅちみそ」といういなむどぅち専用のみそが売られています。
例2 どぅしぐわぁー(友達)
どぅだけでなく、ぐわぁーまで登場。
・びーちぱーりー(ビーチパーティー)
ビーチで酒飲んで肉でも焼いたらビーチパーリーです。
たまにアメリカンな発音が残っているところもあるんですよね。
・ちむどぅんどぅん(胸が高鳴る様子)※ちむどんどんも同義
これは楽しみなどのいい意味で胸が高鳴っているときです。
不安で胸がざわつくのは「ちむわさわさー」
この2つの感情の表し方、好きです♡
沖縄の方の多くはエイサーの音を聞くとちむどぅんどぅんするようです。
まだまだ沖縄の方言について、お話ししたいことはありますが、本日はここまで。
言葉も文化もまだまだ覚え始めたばかりで、独特な表現や考え方など驚かされることは多くあります。
さすがちゃんぷるー文化。他の文化を否定せずにいいところを吸収していく姿、本当に好きです♡
沖縄の方言といっても、地域や年代によって使用されるもの、発音、意味が若干異なっていることがあります。
ご了承くださいませ(/ω\)
読んでいただきありがとうございました❤