いつもお世話になっております、沖縄で中古住宅扱う株式会社イエカリヤ代表の當間です。
「住んでいる不動産を売却=出ていかなければならない」
とお考えの方が多いと思いますが、実は物件の売却後にも住み続けることができるケースがありました。
これを知らずに「売る=引っ越す」とだけ考え、選択の幅を狭めてしまうと損なので是非ご一読ください。
●意外とシンプルな話
それは売った後に借りるという方法です。
言われてみれば、「そりゃそうだ。」という話になりますが、意外とコロンブスの卵の様に思いつかないものですよね。
もちろん全ての物件でこのやり方ができるかはわかりませんが、売って出ていくしかないという状態から選択肢が増えるのであれば一考の余地はあるのではないでしょうか。
上手くいけば、住宅ローンを支払っている時よりも数万円少ない賃料にできる場合があります。
●そんな上手い話しあるの?
お話だけ聞くと買う方にメリットがなさそうで怪しい感じがしますが、買主が融資を長期で借り入れれば返済の金額より賃料を多くすることができますので、きちんと運用として成り立つように賃料や売却金額を設定します。
もちろん、所有者が金融機関から借り換えができればそれがベストですが、元々返済が遅れがちな方であれば断られることが多いので、今回の方法を視野に入れるといいかもしれません。
●メリット
・同じ物件に住み続けることができる。
特にその物件を気に入っている場合、または、お子様などがいらっしゃって、転校や引っ越しの負担をかけたくない時に有効です。
・住宅ローンより少ない賃料で住むことができる。
・ブラックリストに載らない。
返済を滞納していた場合は別ですが、事前にご相談いただきスムーズに契約が進めば、信用情報に傷が付かず、クレジットや新しい借り入れも可能になります。
金融機関への支払いを数か月怠った場合、5年間も新たな融資を受けることが難しくなるため、切羽詰まった状態になる前の相談が大切です。
●デメリット
・全ての物件で可能なわけではない。
先ほど説明した通り、この方法は買主が購入することによって成り立つわけですが、残債の状況や家の価値によっては試算があわなくなります。
このスキームを行うには築15~30年くらいの中古マンションが最も適していると思います。
戸建ての場合だとどうしても売却価格が高くなる傾向にあるので、その分買主の融資が多くなり賃料も高くなってしまいます。
もちろん、お客様の状況やこれからの計画によっては納得するお話ができるかもしれませんので、なにはなくとも相談することが大切です。
・賃料を払い続けなければならない。
当然ですが、住んでいる不動産を売るわけですのでいくら賃料を払い続けても、ローンのように「いつか0になって返済しなくてよくなる。」ということにはなりません。
これが一番のデメリットだと思います。
ですので、そこが気になる方はお子様が独立するまでの期間であったり、収入が安定するまでの間といったように限定的な考え方でもいいかなと思いますし、実際にそういったケースで買い戻されたお客様もいらっしゃいます。
しかし、買主様に所有権が移るので、その不動産を別の方に売ったりして、再度買う時の交渉が困難になってしまう恐れがあります。
弊社が買い取らせていただける場合には、売却後の方針も打ち合わせして決めさせていただくので、再購入を前提とした進め方もできます。
●まとめ
・売却後も住み続けることができるケースがある。
・再度、購入することもできるので選択肢が広がる。
・ブラックリストに載ってしまう前に早めのご相談を。
売却をお考えの方はこちらのページをご覧ください。
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