沖縄の差し色『赤瓦』は何でできているの?

お世話になっております。

沖縄で中古物件を扱っている株式会社イエカリヤの西島です。

先日の首里城火災、本当に沖縄県民として胸が痛いです。

ニュースで焼け落ちた映像も悲しさのあまり目を背けてしまいます。

再建には材料や職人の問題など様々ありますが、

一日も早い再建を願うばかりです。

 

 

さて、首里城といえばあの赤い色が最大の特徴でしたね。

沖縄の青い空、青い海に差し色赤がとても映えます。

 

かつての沖縄は瓦屋(カーラヤ)と呼ばれる木造住宅がかつては一般的でした。

現在では、住宅の8割ほどは鉄筋コンクリート造りになっています。

↓こちらもご覧ください↓

70年前の木造住宅は台風にかなわなかった

 

瓦屋を象徴するあの赤い瓦。

なぜ、赤いのでしょうか。

今日はそんなお話をしていきたいと思います。

 

赤瓦の色の正体は?

赤瓦の材料は『クチャ』と呼ばれる粘土質の土です。

そんな『クチャ』と粘度調整の為の『赤土』を合わせて焼きます。

赤色の理由は焼くときに鉄分が酸化して赤くなるから。

工程を一部抜粋すると以下の通り。

焼く前に2週間~1カ月自然乾燥させる。

そこから約1000度の高温で24時間焼く。

2~3日かけて冷ます。

なんと手間のかかることΣ(゚Д゚)

 

赤瓦のもう一つの特徴

赤瓦のもう一つの特徴はツヤを出し水を通しづらくする釉薬を使っていません。

その為、雨が降ると水を吸い込みます。

そして蒸発すると共に、気化熱を応用して気温を下げる働きがあります。

また漆喰でしっかり固るため台風にも強く、その漆喰も吸湿性に優れている等、

先人の知恵がぎゅっと詰め込まれています。

 

 

『クチャ』は方言

ところで『クチャ』は沖縄の方言で『泥』の意味なんです。

琉球時代より、洗髪や洗顔にも用いられてきました。

少し前にもクチャブームがありましたね。

私も使っていた一人です(笑)

そんなクチャは沖縄では本島中部と南部でのみ採ることができます

 

 

現在の沖縄ではマンションが立ち並び、

また戸建でもスタイリッシュな現代建築が主流です。

それも素敵ですが、時々見かける赤瓦のお家は存在感がすごいですよね。

中古物件ではなかなか赤瓦の家を見つけることは難しいですが、

リノベーションで赤瓦を使った庭など、考えてみても面白いかもしれませんね(*´ω`*)

 

株式会社イエカリヤでは中古+リノベーションという新しい買い方もご提案しています。

もちろん土地・戸建・マンションの売買を承っております。

また、売ることにためらいのあるお客様にはサブリースもご提案しております。

スタッフ一同、心よりお待ちしております(*’ω’*)(*’ω’*)(*’ω’*)(*’ω’*)(*’ω’*)

西島
西島
宅建試験勉強中です、事務や物件撮影をやっています。プロフィールはコチラ
沖縄で不動産の売却をお考えの方用に売却専門サイトを開設いたしました。
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