いつもお世話になっております、沖縄で中古不動産を扱う株式会社イエカリヤです。
最近テレビやラジオCMでもよく耳にする方も多いと思いますが、すまい給付金といって消費税増税に伴い、住宅を購入した際、条件を満たした方が申請するとお金を貰える制度があり、消費税8%で最大30万円、10%で最大50万円の給付があります。
さらに住宅ローン控除との併用も可能となっています。
それだけ聞くと「お?申請しなきゃ!」と思われるかもしれませんが、そもそも中古住宅の場合は条件に合った物件を見つけるのに注意が必要です。
●そもそも売主が・・・
まず、第一の壁は中古物件の売主が宅地建物取引業でなければなりません、ですので、一般の方が自身の住宅を売り、仲介業者が間に入っているパターンだと、その時点で給付は受けられません。
実際、中古住宅の売買は個人が売る場合が多いので、ここのハードルがかなり高めです。
●売主が宅建業者だったとしても
第二に、住宅ローンを使う場合は、既存住宅売買瑕疵保険への加入など、検査を受けていなければなりません。
2018年から重要事項説明書に建物状況調査(インスペクション)の実施のあっせんなどの記載事項が追加されましたが、あくまで有無を記載することになるので建物状況調査(インスペクション)自体が義務化されたわけではありません。
なので、売主が宅建業者だからと言ってイコール給付が受けられるわけではありません。
住宅ローンを使わない場合であれば、50才以上でなければいけないということや、収入によって給付金額が変わったり、面積の要件もあります、意外と条件が厳しいですので、安易にできると考えず、公式のホームページや窓口に相談しないと思わぬところでつまずくかもしれません。
●まとめ
- 中古住宅ですまい給付金を得るには条件が多いので注意が必要
- 給付金狙いで物件を探さず、もらえたらラッキー程度に考えておく
當間
沖縄の中古不動産市場を活性化させるために日々活動しています。少し変わった物件が好きな、株式会社イエカリヤ代表です。プロフィールはコチラ。