いつもお世話になっております、沖縄で中古不動産を扱う株式会社イエカリヤです。
不動産の間取りを見ていると、1Rや2DK・3LDKなどが多いですが、たまに3SLDKや3LDK+Sというのも見かけます。
L・・・リビング
D・・・ダイニング
K・・・キッチン
というのは分かりますが、「S」はどういう意味でしょうか?
●サービスルーム
普段何気なく使っている言葉ですが、建築基準法では「居室」という言葉がきちんと定義されています。
建築基準法第2条
(用語の定義)
四 居室・・・居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室をいう。
そして、居室というためには一定の条件をクリアしなければいけません。
建築基準法第28条
(居室の採光及び換気)1.住宅、学校、病院、診療所、寄宿舎、下宿その他これらに類する建築物で政令で定めるものの居室(居住のための居室、学校の教室、病院の病室その他これらに類するものとして政令で定めるものに限る。)には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、住宅にあつては七分の一以上、その他の建築物にあつては五分の一から十分の一までの間において政令で定める割合以上としなければならない。ただし、地階若しくは地下工作物内に設ける居室その他これらに類する居室又は温湿度調整を必要とする作業を行う作業室その他用途上やむを得ない居室については、この限りでない。
色々書いていますが、今回のお話ではマーカー部分が重要になります。
つまり、住宅の居室には一定の採光窓が必要ということです。
3SLDKと表記されていた時の3LDKの部分に該当します。
それに比べSはサービスルームといって居室にするには採光が足りないので、部屋としての表記ができない部分になります。
日本語でいえば納戸ですね、人がいる場所で無く物置のような使い方をする場所になります。
同じように納戸からNという表記になることもありますので、SとNはほとんど同じ意味だと思っていいでしょう。
しいて言えばSの方がNより広めなことが多い程度です。
●まとめ
- Sはサービスルームの略で納戸と同じ意味
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