コザにある個性的でエンターテインメントなホテル「トリップショットホテルズ・コザ」

いつもお世話になっております、沖縄で中古住宅扱う株式会社イエカリヤ代表の當間です。

 

さっそくですが皆さま。

寝泊りするだけでなく、宿泊すること自体が目的になる。

そんなホテルがあったら一度は見てみたいと思いませんか?

 

先日かなり面白いホテルの内覧会に参加したのでご報告いたします、ちなみに面白すぎて事務所から500メートルと離れていないのに泊まりに行く計画を立てています。

●その名もトリップショットホテル”ズ”・コザ

まず、初めにホテル名を聞いたときに気になったのがトリップショットホテルズの「ズ」です、なぜ複数形なのでしょうか?

普通のホテルって「~ホテル」になることがほとんどですよね、しかし、今回ご紹介するトリップショットホテルズ・コザは複数形が表すように、ほとんどの部屋が別の建物にあるんです。

下の画像をご覧になるとわかる通り、徒歩3分圏内に密集したホテルをまとめてトリップショットホテルズ・コザと呼びます。

ほぼ同じ場所でありながら独立した部屋になっているので、間取りやインテリアが全然違っていて部屋の写真を見るだけでも楽しめるほどです。

 

●受付時からワクワクが止まらない

よくあるホテルのラウンジを想像してみてください。

きちんとした制服を着た受付、きれいにまとまった印象のインテリアが思い浮かぶと思います。

 

しかし、トリップショットホテルズ・コザはフロントの時点で違います。

後ほどご紹介するロックサイドの1階にあるカフェBARです、トリップショットホテルズ・コザに宿泊中はラウンジとしても使えるそうです。

旅に刺激を求める方はこの時点で心を鷲掴みされちゃいますね。

 

内覧会はホテルの運営を手掛けているお三方の説明から始まりました。

右の株式会社ファンファーレ・ジャパンの代表取締役の島袋武志さん(通称シマタケさん)は、二階堂ふみさんを輩出した「沖縄美少女図鑑」を手掛けた株式会社沖縄テクスファームの取締役社長を務めていただけあって、映像を含めたコンテンツを作る力が凄いです、「コザの裏側」だったり「シアタードーナッツ」、映画の「ココロオドル」であったり、コザで「楽しそうだな」と思ったことには高確率で絡んでいます。

ご本人はとても落ち着いた雰囲気で、内覧中の皆さんが気軽に話しかけていたのが印象的でした。

 

左は同じく取締役の神山繁さん(通称シゲさん)、1~5室の内装をご自身で手掛けたそうです。

経歴はあまり詳しくお伺いできませんでしたが、インテリアとして自宅からレコードを持ってきたり、バイクを飾ったり、とても楽しい方でした。

なぜか部屋ごとに、キッチンの換気扇の高さの解説をしていたのを覚えています(笑)

DIYをすると他の人がスルーしがちなところも目につきますよね、こういうこだわりがDIYの醍醐味ですよね。

 

真ん中は、残りの5室のインテリアを手掛けたインテリアンの島袋清成さん、以前ご紹介した缶をリメイクしてかっこよくしてみようで講師をされていました。

そういえばこの時もプレイヤーズカフェでやってましたね、もはやお馴染みです。

僕が受講したコザ信用金庫の創業スクールの卒業生でもあります、タイムス住宅新聞にDIYの連載もしているので勉強させてもらっています。

 

●ロックサイド

この看板が目印です。

最初に作られたロックサイドは、これから盛り上げていこうという意志と力強さを感じます。

中に入ると一気に引き込まれる内装、よくあるホテルの内装でもないし、高級ホテルとも違う、まさにここだけの空間。

全室60~90㎡、だいたい37~56畳ほどなので広々と使用することができます。

壁だって普通の白いクロスなわけはなく、雑誌の切り抜きや黒板を使ったイラストと見ていて飽きません。

紙面もよく見てみると、海外で紹介されている沖縄の記事が集められていることがわかります、沖縄の紹介なのに「仁義」とか富士山の写真があったりするので、ツッコミどころを探すとすぐに時間が経ってしまいます。

元々美容室だった部屋を改装しているのでシャワー台をそのまま利用しているそうです。

最高のリノベーションはスケルトンにして全て新しくするのではなく、元の状態の良いところを残しつつ新しい価値をつけることだと思っているので、こういう活用の仕方は大好きです。

水回りもしっかりしているので、長期滞在もできます。

周囲に気を遣わず洗濯や乾燥機を使えるのってすごくいいですよね、宿泊というより住むイメージでもいいかもしれません。

バストイレが別なのも嬉しいですね。

そしてよく見ると猫肢バスタブですよ、家に置くと掃除が大変だったりするんですが、一生に一度は使ってみたいですよね。

トイレの洗面器に注目してみると手前がへこんでいるのが確認できますか?

先ほど書いたように元々美容室なので、洗髪台をトイレに持ってきているんです、素敵なリサイクルですよね。

ベッドルームはカーテンで緩く仕切られています、ロックサイドの名の通り洋楽でも流しながら横になりたい雰囲気ですね。

最大4名の宿泊でエクストラベッドも2台用意できるようなので、友達4人で予約してもOKですね。

●こんな方におススメ

普通に沖縄旅行に来た方はもちろんですが、こんな人にも使ってほしいと思います。

・周りに気を遣わず女子会したい方

ホテルに泊まる=旅行という概念を捨て去って、女子会なんかの会場にするのもいいと思います。実際、そういう目的で宿泊する方もいらっしゃるようです。

オフシーズンであれば一人5,000円くらいなので、食材持ち寄ってみんなで作れば2次会3次会行った時と金額はそう変わらないと思います。

しかも、店員さんや他のお客さんがいないので、外なら話せないような深い話も気兼ねなく話すことができます。

学生の頃にしたパジャマパーティーのようにメイクもなにもせずに、気楽に飲めるのっていいですよね。

誰かの家でやると気を使ったりしますし、招待するのにお掃除したりするのも大変だったりしますが、ここならそんなこともないので思いっきりはしゃげます。

 

・何度も沖縄旅行に来て少し飽きてきた方

沖縄の海と空が素晴らしいのは言うまでもありませんが、何度も訪れていると少し食傷気味になることもあると思います。

そんな時、沖縄独自の日本・琉球・アメリカ文化の融合を肌で感じてみるのはいかがでしょうか?

沖縄の中でもコザは特に実感できる所なのできっと楽しめると思います、天気が悪かった時でも楽しめるというのも大きなメリットですね。

 

県外から来た取引先の宿泊先というのも面白いかもしれません、出張で沖縄に来ると似たような沖縄料理屋さんに連れていかれることが多いのでコザの街は刺激的だと思います。

特に、これからコンテンツを作っていこうと考えている業種の方なら、こういうケレンミの効いた宿泊施設は喜ばれるでしょう。

 

・ミュージックタウンのコンサート帰り

徒歩圏内にあるミュージックタウンでは、よくコンサートが開催されています。

以前、僕も高橋優さんのライブや沖縄市が地元であるオレンジレンジのライブも見に行きました。

ミュージックタウン音市場の会場は普通のコンサートよりもアーティストとの距離がとても近く、かなり盛り上がります。

興奮冷めやらぬ中、こんな素敵な部屋に泊まれば一晩中語りつくしてしまうこと間違いなしです。

 

●全室語りつくすと大変なことになるのでハイライト

本来であれば一部屋毎丁寧に書きたいですが、今日のところは特に気になったところだけ抜粋していきます。

ルーフトップスター、元々あった壁を剥がしたらいい感じのペイントがされていたのでそのまま採用したとのこと。

しかも、20年前に描いた方が来て昔を懐かしんでいたという、ものすごく良いエピソードがあるお部屋です。

ベッドの上とテレビの上にある写真はシマタケさんが撮影したそうです。

 

個人的に一番好きな部屋セントラル、元々フィリピンキャバレーだったお店だそうです、ホテルだと知らなければこの外観から中に入る勇気はなかなか出ません。

お店の前に貼られている表札もいい雰囲気です、いま手に入れようと思っても無理でしょうね。

落書きに過去この場所で色んな大人のストーリーがあったと容易に想像できます。

良い感じにレトロなロッカーがあると思ったらアメニティ入れになってました、こういう遊び心が楽しいですね。

一番の特徴がバーカウンター、客側に座ることはあってもバーテン側に行くことはなかなか無いのでテンション上がっちゃいますね。

そして、今では見なくなったゲーム付の机、少し退廃的な雰囲気がたまりません。

レッドルーム、壁のレンガは張り付けたものではなく本物のレンガを使用しています、飾ってあるレコードはシゲさんの私物です。

さっきのセントラルなんかと比べると落ち着いた印象を受けます、ご家族で宿泊しても違和感なく過ごせると思います。

先ほどのレッドルームと対になるブラックルーム、暗めの木と黒いソファが大人なカッコよさを演出しています。

キッチン回りの色のそろえ方は自宅のインテリアの参考になりますね。

ブルックリン、ここからインテリアンの島袋さんのコーディネートです。

オーダーメイドのベッドが良いですね、天井はあえてはく離したコンクリートを落とし鉄筋をむき出しにした状態に。

落ちないようにクリアな塗料を散布し、ベッドルームは万が一のことを考えて金網を設置しています。

安全対策の為なのに、インテリア目的で取り付けたかのような雰囲気です。

アッシュトーン、弊社西島のお気に入りの部屋です。

壁はわざわざアッシュの塗装をしてその上から漆喰を荒く塗っています。その為、新品感が無く上手くコザの空気感とマッチしています。

そして、誰もが注目する照明、よく見たらわかりますがこれシカの角の照明なんです、だいぶ攻めたインテリアですがこの部屋なら全然違和感がないのが凄いです。

アーチ、ここでは3匹のシカがお出迎え、もはやコザにシカが生息しているかのような頻度、その名の通りアーチがモチーフのお部屋です。ちなみに妻のみおさん一番お気に入りの部屋です。

絶対に話題になる鞄形の机、子供とここでボードゲームとかやったら楽しいでしょうね。

アーチと同じ建物にあるデコラ、壁天井・家具のほとんどに装飾がされているのにまとまりがあるお部屋。

内装はそこまで大きく手を入れていないというのだから凄いですね。

 

最後に見たのがヤードというお部屋、最初に紹介したロックサイドの上の階にあります。

言うまでもなく、窓にディスプレイされたバイクのインパクトとYARDの装飾に皆驚きます。

内覧した人数が10~15人くらいだったんですけど、入り口は一人ずつしか入れないので順番に行くんですね、すると前の方々の「おおっ!」とか「うわ~!」という声が聞こえてくるんです。

否が応でも期待が高まるじゃないですか、そこにきてこの迫力なので僕も多分に漏れずつい「すごっ。」と言ってしまいました。

 

この感覚どこかで覚えがあるなと思ったら思い出したんです、お化け屋敷です。

お化け屋敷って前の人の叫び声が恐怖感を駆り立てるし、自分の叫び声が後ろの人に聞こえて同じようなことが起こりますよね。

この部屋は楽しい方の驚きバージョンでした、最初は「おしゃれな部屋を見学する」程度に考えていましたが帰る頃には参加者全員が笑顔になっていました。

もはやこれはエンターテインメントだなと感じました、凄く勉強になりました機会を見て絶対泊りに行きます。

お客様中には全部制覇したいという方がいらっしゃるらしいですが、その気持ち凄くよくわかります。

 

●まとめ

とにかく楽しいホテルです、写真で見るよりも実際に見た方が何倍も感動するので、普通の部屋じゃ満足できない方にもおおススメです。

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