よく不動産の広告などに、駅から歩いて5分、最寄の小学校まで徒歩10分という表示がされますが「実際に歩いてみたら、それ以上に時間かかる。」という事が良くあると思います。 なぜこんなことが起こってしまうのでしょうか?
●1分=80m
不動産会社の人が実際に歩いて確かめている訳ではなく、1分=80mとして表示するよう決められています。 端数は切り上げになるので、150mの場合は徒歩2分ということになります。 ちなみに「女性がハイヒールを履いて歩く速度」が1分=80mの基準なのらしいですが、ちょっと速いかなという気はしますね。
●なぜ誤差が生じるの?
もちろん人によって歩く速さはそれぞれなので、ぴったり同じという事はありませんが、いくらなんでも徒歩10分が15分になるのはおかしいですよね。 この大きな原因としては、踏切や信号が考慮されていないことにあります。
先ほど書いたように1分=80mという基準しかないので、その他に考えることはありません。例えば家から駅まで800mだったとして、長い踏切があろうが、信号にいくつ引っかかろうが徒歩10分の表記は変わりません。また、急な坂道や階段などがあって歩みが遅くなっても関係ありません。
●まとめ
あまり徒歩~分というのには頼らず、実際にご自分の足で試してみるのも大切です。
當間
沖縄の中古不動産市場を活性化させるために日々活動しています。少し変わった物件が好きな、株式会社イエカリヤ代表です。プロフィールはコチラ。