いつもお世話になっております、最近和室が好きになってきた、沖縄で中古不動産を扱う株式会社イエカリヤ代表の當間です。
以前、情熱大陸を見てからずっとファンだった、田中達也さんのアート展が浦添美術館で開催されたので行ってきました。
名前は知らなくても、朝ドラ「ひよっこ」のオープニングをご覧になった方は多いのではないでしょうか?
●見立ての世界
普段よく目にするものを、別のものに見立て表現するのが特徴です。
例えばアイスクリームを地球に見立てたり。
スイカとスプーンをノアの箱舟に見立てたり。
とにかく発想がユニークで作品を見るたび「そうくるか!」、「こんな見かたがあるのか!」と感心しきりです。
しかも、作品自体はツイッターやインスタグラムで見られるので気軽に楽しめます。
「無料で見られるなら行く必要なくない?」
と言われそうですが、やはり、実際に見ると全体を見ることができるので写真とは違った面白さがありました。
また、沖縄限定の作品もあるのでお得感いっぱいです。
「ゴーヤージャングル―」
●アートといっても難しくない
今までアートといえば小難しい気がしてあまり見に行く機会がありませんでしたが、今回会場に足を踏み入れると小さなお子様も多く、至る所から笑い声が聞こえてきました。
チャーハンでサーフィンしている「チャーフィン」や
メロンの筋を地図に見立てているのもわかりやすくて、人気でした。
●名前の付け方が秀逸
もちろん、何かを見立てること自体も面白いのですが、個人的には題名の付け方がとても好きなんです。
パンを新幹線に見立てる「新パン線」とか
草刈りしているをジッパーで見立てて、題名が「草いものには蓋」とか
ただ単に、「こう見えるね、面白い」だけでなく、タイトルで伏線回収するような読後感?を味わえます。
インスタやツイッターでは英語の題名も書いていますが、やはり日本語の方がタイトルの付け方が上手いです、こんなところで「日本人で良かった」と感じるとは思いませんでした。
●簡単に世界は変わる
当日券で行ってもたった1000円です、下手な映画を見に行くよりも安いですし、インスタグラムやツイッターで毎日配信されているので事前に自分の感性に合っているかが分かるので外れることはありません。
これは畳を田んぼとあぜ道に見立てた写真です。
タイトルにも書きましたが、大げさではなく世界が変わります、イマイチだと思っていた和室にミニチュア人形を置くだけで一気に愛おしい空間になりますね。
ミニチュア展に行った後からは目にするもの全て、何かに見立てることができないか考えてしまいます。
星の王子様でキツネが小麦畑の例えをしていましたが、考え方ひとつで見える世界は変わります。
「いつもと変わらない退屈な日常」なんていうことをよく思うのであれば、是非一度行ってみてください、きっと平凡だった風景や物が新鮮に感じると思います。