さぁ今日から始めよう、2019年宅建試験

いつもお世話になっております、沖縄で中古不動産を扱う株式会社イエカリヤです。

 

2019年も2月を迎え、去年の試験が盛り込まれたテキストと過去問が出そろってきました。

今年初めて宅建を受けようと思っている方、去年落ちてしまってどうするか迷っている方、この記事を読んだ後にすぐに始めましょう。

 

●宅建は怖くない

「宅建試験は難しくなっている」

「テキストを全部覚えたのに受からなかった」

「過去問やれば受かるって言っていたのに・・・」

 

昨年、宅建の講師をしていたこともあり、宅建士試験の話をよくさせていただきましたが、お客様や受験者の方からこのような反応をよくお聞きします。

変に心にブレーキをかけていたり、「もう少し努力の方向を変えればすぐに受かるのに」と思うことが多いので少しお話させていただきたいと思います。

 

●「宅建が難しくなっている」かについて

2015年より、宅地建物取引主任者から宅地建物取引士に名称が変えられました。

弁護「士」や税理「士」のような名前になり、敷居が高そうに感じます。

 

しかし、名称が変わったからと言って受験資格に制限ができたわけではなく、実質的にこれまでの試験と変わりありません。

合格率の15%程度を維持しており、合格人数も変わらないので急激な難化があるとは言えないと思います。

その証拠に2018年の合格点は37点と、例年にないほどの高得点となっています。

 

難化の理由に個数問題が多くなったということもよく言われますが、宅建試験は相対試験なので、必ず一定の人数が合格します。

他の受験者が正解している問題を間違えてしまうと合格から遠のきますが、逆に言えば周りが間違えている問題は不正解でも影響は少ないわけです。

つまり、宅建試験においては「問題の難化≠合格することの難化」ということです。

しいて言えば受験生全体のレベルが上がった場合は難化しますが、特に制限が増えたわけでもないので誤差レベルだと思います。

ですので、「去年宅建落ちてしまった、年々問題が難化しているから受かる気がしない、もう諦めよう」という考えは非常にもったいないです。

 

これが行政書士の試験であれば絶対評価なので、その年の問題の難易度によって合格率が露骨に変わります。

平成20年~30年の合格率でいえば、6.47%~15.7%で推移しています、問題の難しさが直結しているわけです、運で合格率が左右されてしまうんですね。

 

●テキストは添えるだけ

以前少しお話したように、宅建試験は過去問が非常に重要です。

もう一度宅建を受けるなら

 

少し大げさかもしれませんが、良質な過去問さえあればテキストが無くても合格できるくらいだと思っています。その逆はまずありえないでしょう。

宅建おすすめ過去問集

 

たまに、「テキストを全部覚えるくらい読み込んだのに受からなかった」という方がいらっしゃいますが、とてももったいないなと思います。

宅建試験は知識を覚えているかを問われているだけでなく、問題文を読み取る→知識と照らし合わせる→それをアウトプットする。という作業が必要です。

この作業はテキストを読み込むだけで付くものではありません、実際に問題と対峙して頭から知識を引っ張り出す工程を何度も繰り返すことで初めて鍛えられます。

なので、テキストをそこまで読み込む努力をできた方は少しだけ方向性を変えて頑張てみてはいかがでしょうか?

 

●過去問をやれって言われてやった受からなかった

このように言われる方も良くいらっしゃいます、過去問を解くという方法は良いのですが、問題はその解き方です。

 

実際、私が宅建を勉強していた時に毎週、過去のテストがありました、その方は毎回満点に近い数字をたたき出していたのですが、ちょっと内容を変更した問題を出されると、急に正答率が下がっていました。

よくよく話を聞いてみると、問題に対して正解の選択肢を丸々暗記していたそうです、よく「過去問だけを解いても応用が利かない」という方はこのように丸覚えをしている方が多いと思います。

しかし、これでは受かるはずもありません、宅建は4肢択一ですが、過去問を解くというのは正解できればいいというわけでなく。

 

  1. 選択肢のひとつを読む
  2. それがどういう論点なのかを考える
  3. 選択肢が正しいなら、なぜ正しいのか。誤りならなぜ誤りなのかを明確にする
  4. これを4肢分繰り返して、解答をする
  5. たとえ〇×が当たっていたとしても、3の理由が間違っていれば不正解扱い
  6. 間違えていた知識や知らなかった知識は解説を読んで修正・インプット
  7. それでもわかりにくければテキストを読んでみる
  8. 選択肢ごとに正解だったかを書き残す

これだけの工程を行って初めて過去問を解いたということになります。

この方法で過去問を解いていけば、インプットとアウトプットを同時に行えますし、なぜ正しいのか、なぜ誤りなのかをきちんと把握することで応用問題に対しても強くなります。

 

とはいっても、独学の方であれば、どうしても過去問の解説の意味がわからなかったりすることがあると思います、そんな時は解説をしますのでお気軽にお問合せください。

 

●まとめ

  • 宅建は怖くない
  • 過去問が最重要
  • 過去問の解き方を意識しよう
當間
當間
沖縄の中古不動産市場を活性化させるために日々活動しています。少し変わった物件が好きな、株式会社イエカリヤ代表です。プロフィールはコチラ
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